こんにちは,ぱそきいろです.
少し前ですが,通信キャリア3社が,2年縛りの違約金を
1000円に値下げするというニュースがありました.
2年縛りがなくなりそうな流れなので,いいことだと思うのですが,そもそも,2年縛りの何がいけないのか,海外に資金が流出してるとはどういうことなのかを説明します.
2年縛りとは?
携帯電話における縛り(しばり)とは、携帯電話・PHSで長期間(最低2年以上)の使用(事業者などとのサービス利用契約)を前提に、電話機の購入費用あるいは基本料金や各種サービス利用料金の割引を行う制度の俗称。また、そのような制度を行う料金プランのことを指す。
要するに,スマホを安く渡す代わりに,2年間(もしくは4年間)は自社のネットワークを使うように,というわけです.
スマートフォンは高いのでスマホ黎明期には普及に役立ったと思います.
(例えばiPhoneは普通に買ったら10万円以上するはずです)
しかしその反面,問題点もあります.
問題点
無理な囲い込み
これが一番言われてる問題点です.
ユーザーは2年縛りがあるために,他のキャリアに変えたくても出来ない
(高額な違約金が必要)という状況です.
違約金が1000円と安価になったので,これは解消される流れになるのかなと思います.
海外への資金の流出
僕はこれが一番問題なのかなと思います.
図を使って説明します.
スマホを作ってるのは,ほとんどが海外メーカーであり,
スマホを日本に売りたいと思っています.
しかし,スマホは高額であるため,普通にしてたら売れない.
そこで,通信キャリアに利益の一部で肩代わりすることで,日本にばらまくことにしました.
正確に言うと,2年間掛けて払っていくことになるのですが,海外のメーカーにとっては,先にキャッシュが入り,日本の通信キャリアが金利分を払ってくれると行った感じでしょうか.
スマホメーカーにしてみたら,高額なスマホがどんどん売れるし,キャッシュが入ってくるしで,メリットしかないですね.
まとめ
日本のお金が,じゃんじゃん海外に流れているというのが,よろしくないのではないかと思います.
しかも,その事をほとんどの人が気付かずに,高額なスマホを使ってるというのも問題なのかなと感じたりします.
ただ,縛りが無くなる流れに向かおうとしてるのでいいことではあるのかなと思います.
以上,ありがとうございました.